英ダイソン、新型の人工呼吸器生産へ 政府の依頼受け10日で設計

ロンドン(CNN Business) 英家電メーカーのダイソンが、新型コロナウイルス感染症の患者の治療に使用するため、新型の人工呼吸器を生産する見通しであることが27日までにわかった。政府の依頼を受けてから10日間で設計した機器で、保健当局の取り組みを支援する。

ダイソンの創業者で富豪のジェームズ・ダイソン氏は25日、従業員あての書簡で政府から受注があったことを確認。英国をはじめとする世界各国で人工呼吸器が不足している現状に言及した。

そのうえで10日前にジョンソン首相から依頼を受け、新たな人工呼吸器を一から設計、製造したと述べた。ダイソン氏によると「CoVent」と名付けられたこの製品は、迅速かつ効率的に大量生産することが可能。また新型コロナウイルス感染症の患者に特化して対応できるよう設計されているという。

ダイソンの広報担当者は、4月初めまでにCoVentの使用態勢が整うとの見方を示した。政府からの注文は1万台だったが、ダイソン氏はこれに加え、各国のウイルス対策のために5000台を寄付するとしている。

感染力の高いウイルスの蔓延(まんえん)で患者が急増する中、世界の多くの地域では医療従事者がマスクや手袋、人工呼吸器といった器具の不足に悩まされている。

英国では掃除機や芝刈り機のメーカーとして知られるジーテックも人工呼吸器の製造に取り組み、現在2種類の試作品を政府に提出して審査を受けている。

少し前にイーロンマスクがNY市長から人工呼吸器の製造をお願いされていましたが、たった10日で医療製品の設計と1万5000台の見通しを立てれるのはダイソンの規模があってこそ