ANAが約1000億円の資金調達を検討、新型コロナ対応で=関係筋

3月27日、全日本空輸を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD)が金融機関から約1000億円の資金調達を検討していることが分かった関係筋の話で明らかになった。新型コロナウイルスの感染拡大による事業への影響の長期化に備え、手元資金を厚くする。写真は2019年3月、フランスで(2020年 ロイター/Regis Duvignau)




[東京 27日 ロイター] – 全日本空輸を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD)<9202.T>が金融機関から約1000億円の資金調達を検討していることが分かった。関係筋2人が27日、明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大による事業への影響の長期化に備え、手元資金を厚くする。

ANAHDの広報担当者は「借り入れを検討しているのは事実だが、正式に決まったことは何もない」とコメントしている。ANAは新型コロナの影響で、大幅に運休・減便しており業績への影響が懸念されている。

アメリカン、ユナイテッド、シンガポールは月商1ヶ月ちょっとの資金しか持っていませんが、ANAは2.2ヶ月、JALは2.6ヶ月と相対的に余裕がある健全な財務状況です