イタリアの新型コロナウイルス感染者の増加数は、ほぼ2週間ぶりの少なさにとどまった。欧州で最も感染者の多いイタリアは、ロックダウンが4週目に突入した。
国家市民保護局が30日、ローマで開いた定例記者会見で明らかにしたところによると、過去24時間の感染者数は4050人と、3月17日以降で最も少なかった。前日は5217人だった。
新たな死者数は812人。前日の756人から増え、累計で1万1591人に達した。感染者数は累計で10万1739人で、米国に次ぎ世界で2番目に多い。
コンテ首相は30日、スペイン紙パイスとのインタビューで、新型コロナを封じ込めるための国内経済活動の制限をあまりに長く続けることはできないとの認識を示し、新たな感染者数のカーブが下向き始めたら制限緩和措置の検討を始めると述べていた。
一方、イタリア国立衛生研究所(ISS)のシルビオ・ブルサフェッロ所長はレプブリカ紙とのインタビューで、ロックダウンは復活祭(イースター)まで延長されるとの見通しを示し、感染拡大が減速しつつある明るい兆しがあるものの、減速トレンドに入ったと言うには時期尚早で、新たな感染者数の減少が数日間続く必要があると語った。
まだロックダウン解除とまでいきませんが感染者数減少は収束の示唆なので嬉しいです