日産は1日、NHKの取材に対して支払いの遅れが生じていることを認めたうえで、理由については社内や社外との経理の手続きが混乱しているためだと説明しています。
そのうえで、95%以上の部品メーカーには先月31日までに支払いを済ませており、残りのメーカーにもできるかぎり早く支払うと説明しています。
日産は「混乱が起きたことを申し訳なく思っており、部品メーカーの支援と理解に感謝しています」とコメントしています。
ヨーロッパでは日産をはじめ自動車メーカー各社が先月後半以降、ほとんどの生産を取りやめる事態に直面しています。
イギリスの自動車工業会はこうした操業停止が続くことを強く懸念していて、部品メーカーを含む産業全体が資金繰りに窮しないようにすることが重要だと訴えています。
大手は良いですが支払いの遅れによって中小企業が破綻する可能性があります