晴れてダイバーとなったが、初のダイビングは悪天候に見舞われた

どうも谷智栄(たに ともひろ)です。
セブ島旅行も5日目にさしかかり、ダイバーとしての資格を手にしたので、別の島までマンタを見に行くことにしました。
朝ホテルで目をさますと前日に話していた通りの悪天候で大雨が降っていました。
とりあえず友だちと合流して、ダイビングショップの車に拾ってもらいます。
早速オーナーから「残念だけどこの天気では道路が閉鎖してマンタの船に乗れないよ。うちのショップから近い島に遊びに行こう。」という提案があり、1ダイブ分のボンベを積み込んで島に向かう事になりました。
ショップについてからすぐに器材を積み込んで船にのると、最終日という事でみんな乗り込んで出発しました。
その頃には雨は止んでいましたが、洪水がひどいのでマンタまでの道が通れるようにはならないと言われました。
マンタの事はすっかり忘れて島に行ける喜びに浮かれていた僕は、出だしから持参のスピーカーで音楽をガンガンかけて大盛り上がり。
海風も心地よく景色もサイコーです。
30分ほど走っていると船がたくさん集まっている小さな島の近くに停泊しました。
どれほど小さいかというと全長が1kmもなく、歩いて30分で一周回れるような小島です。

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そんなサイズでも300人ほどの住民がおり、果物や鶏を育てながら生活を送っています。
島の人々は決して裕福な生活はしていませんが、みんなには笑顔が溢れていました。
お土産屋にストラップが売っていたので購入したのですが、それだけでとても嬉しそうな笑顔をしてくれます。
中には子どもが洗濯を手伝っている姿もありました。

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日本では当たり前に家電やスマホがある生活を送っていますが、価値観について考えさせられました。
たしかにスマホからは有益な情報がたくさん得られますが、新鮮な体験は手に入りません。
Instagramなんかは他人のリア充に踊らされて見栄の張り合いをしている人もたくさんいます。
一度手に入れた情報を遮断するだけで見失った価値を取り戻す良い機会になるんだと実感しました。
小島で多くを学んで船に戻り、ランチを食べてから寝転がって空を見上げました。
オーナーが魚に餌をやっていたので、ボンベをつけずに素潜りで集まった魚と遊んだりもしました。
その後は軽くダイビングをして、浅いところでイソギンチャクや珊瑚礁をみながらダイビング最終日をかみしめます。
何もないと思っていた島で大きな気づきがあり、ダイビングを通してたくさんの出会いと思い出ができた事に感謝です。
船に上がりダイビングショップに戻ると、みんなとハグしてお別れをしました。
数日の思い出にひたりながらホテルに帰り、シャワーを浴びてから友だちと疲れを癒しにマッサージに向かいました。
ダイビング中は興奮しているので気づきませんが、終わると一気に疲れがきます。
全身をほぐしてもらったら、近くのモールでご飯を済ませてホテルに帰りました。
部屋でダイビング手帳を記入して、思い出にひたりながら眠りにつきました。

異国の地でしか味わえない貴重な経験は、人生を大きく変える価値観に出会える。